ツバメの巣

職場の一角にツバメの巣があります。
去年までは一組のツバメがやってきて、せっせと巣づくりして、
卵をあたため、子育てをして、そしてその子供が巣立ちのけいこをして何度となく羽ばたき
巣立っていくという事の繰り返しでした。
何気ない出来事ではありますが、とても楽しみな光景でした。

それが、今年はなんと3組のつがいが飛んできて、
今までの巣の近くや周りに一から巣を作りました。
たぶんそれは、去年の子供たちがつがいとなりやってきて、
親鳥の巣の近くに巣を作り始めているようです。
とても楽しみに思いました。

みるみる巣は大きくなり、完成して、どうやら卵があるようです。
そして、卵はふ化しチイチイ声が聞こえます。
私も毎日が楽しみでした。

そんなある日、
あれっ！巣がこわされている！
一番目立つところにある、親鳥の巣は何者かに壊されていました。
ツバメはいません。ひなたちもいません。



誰が壊したのでしょう？
腹立たしい気持ちで周りを見てみると、
近くにある新しいツバメの巣は無事です。
警戒しながらも子育てをしています。
ああ、せめて、ここだけでも残り良かったと思いました。

ところが、次の日にツバメの巣を見て驚きました。
全滅です！！
ほかの物陰にあった巣も全部、壊されていました。

某全です。何か怒りのようなものがこみ上げてきました。

巣を壊すのは何者でしょう？
人間に仕業？って思ったのですが、
さらに次の日、
私が壊れたツバメの巣を背中にして立っていると、
なんと、
カラスと目が合ったのです。
えっ！
っと思いました。
カラスは明らかのこっちを見て何か獲物を見る目つきでした。
私もにらみ返しましたが、にらみ合いは、数分ぐらい続きカラスは飛んでいきました。
カラス？
暗い気持ちになりました。

写真は壊されバラバラになったツバメの巣です。