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大輪の花散る

義理娘は2020年の1月末に突然の頭痛で、病院に救急車で行き、脳腫瘍と診断されました。
誰でもが知る大きな大学病院を紹介され、
それからは闘病生活が始まり、二度の脳腫瘍の手術を受けました。

グリオーマというたちの悪い脳腫瘍で、最初の手術の時も神経に絡みつく医者泣かせの大手術でした。
それでも一回目の手術の後はかなり回復して、
私どもの家に来て、闘病生活をしていました。
2021年の1月(発病から1年後)には仕事に復活できるほどになりました。

このまま病気と向き合いながら 生活できるものと思っていました。
また、再発するとはおくびにも考えませんでした。
なぜなら、とても元気で、前向きだったからです。
本人の希望と野望は果てしなくあり、キラキラしていました。
まだ、41歳ですから。

2021年の4月にまた、頭痛が来て、再発しました。
2回目の手術は5月のはじめに行われました。
さらに神経に絡みつく脳腫瘍が大きくなり、目の神経も圧迫して、
術後も視野が狭くよく見えてない状況があったようです。
手足もしびれなどの後遺症がありました。

本人は仕事に復活する日を夢見て
健康には人一倍気を使い、マッサージやお肌のお手入れなど、
毎日リハビリや自分磨きをしていました。

そして病気前に知り合った彼との結婚を夢見ていました。

そんな中の2回目の手術ですから、残酷です。
退院後
私どもの家に闘病生活に戻ってきました。
術後の彼女の生活は一変し、
視野が狭いので出歩くこともままならず、
介助が必要になりました。
お風呂は何とか入れますが、手足のしびれがあり、
身の回りのお世話は 介助や介護が必要なほどになりました。
一口では言い表せない厳しい現実がありました。

そんな中でも 一生懸命自分磨きをしていました。
2021年8月半ばまでそんな生活でしたが
やっと、実の母のところへ療養に行けることになりました。

やっと行けたのに二日後には病院に入院してしまいました。
急に体力も衰えてしまいました。
母にあえてほっとしたのかもしれません。
コロナ禍でもありますので
病院より自宅で最期を……とのことで3日前に退院していました。
そして、今朝…
最期は母親や親族の皆さんに囲まれて安らかに旅経って行ったそうです。
 
  大輪の花をありがとう!そして、本当にご冥福をお祈りいたします
              合掌


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